季節の移り変わりはあっという間ですね。年末は普段手をかけられない場所も大掃除して、新年を迎えたいですよね!
ただ、掃除は家中をやろうと思うと、各エリアに合わせて掃除用具や液剤を揃えたりと、意外と手間や費用がかかってしまうもの。

そこで今回は、エコで節約にもなる!身近な食材をつかった掃除方法【8選】をご紹介します。

実は、「家にある調味料や食材でもカンタンに掃除が出来る」ことを知っていましたか?
特に新しい掃除用の薬剤を購入しなくても大丈夫なんです。家にある食材で今すぐお掃除できますよ。
ぜひ、今すぐに実践してみてくださいね。

食材でお掃除 その1 【塩】

salt


どの家庭にも必ずあり、料理で欠かせないお塩は、実は掃除にも使える優れものです。

【効果】

研磨、ゴミの吸着、消臭

【掃除箇所】

フローリング、カーペット、畳、タッパー

【使い方】

フローリングに塩を撒いてから雑巾で掃除します。塩が研磨剤の役割を果たして、ホコリや手垢を綺麗にしてくれます。塩の量は、バケツ1杯の水に大さじ2-3杯を目安にしましょう。また、畳やカーペットにも使用できます。パラパラと塩を撒いた後に掃除機をすると、ホコリを吸着して、普段いきとどかないところまでしっかり掃除できますよ。

臭いのついたタッパーには、水と塩をひとつまみり入れてシャカシャカと振りましょう。その後は、軽く水洗いして塩を洗い流しておきます。これだけで、タッパーの臭いはスッキリしますよ。

食材でお掃除 その2 【レモン

lemon

レモンが掃除に使えると、聞いたことはあるのではないでしょうか。レモンに含まれている「クエン酸」がお掃除に最適です。

【効果】

カルキ、水垢

【掃除箇所】

キッチンの蛇口、浴槽、浴室の用具、ポット

【使い方】

掃除方法は蛇口に、レモンの果肉部分をこするだけ!レモンに含まれているクエン酸がアルカリ性の水垢をキレイに落としてくれます。
がんこな水垢汚れには、キッチンペーパーにレモン果汁を染み込ませたものを巻いて5-10分置いておきましょう。水垢汚れであるカルキも、次亜塩素酸カルシウムというアルカリ性の汚れです。ポットに、輪切りのレモン、満タンの水を入れます。一度沸騰させればクエン酸のチカラでスッキリしますよ。

食材でお掃除 その3 【酢

vinegar

酸っぱい味からも想像がつくように酸性のお酢は、アルカリ性の汚れを中和して汚れを落としやすくしてくれます。

【効果】

水垢、尿石

【掃除箇所】

キッチンの蛇口、三角コーナー、排水溝、浴槽、トイレの壁

【使い方】

水とお酢を1:1の割合で割ります。これで、お酢の独特のツーンとする匂いを和らげながらお酢掃除水の完成です。
キッチンの蛇口、洗面所、お風呂場の水垢にはスプレーした後に、スポンジでこすりましょう。また、雑菌を防ぐ効果があるのでキッチンの三角コーナーや排水溝には、普段からひと吹きしておくことをオススメします。

トイレの壁や便器の外側に飛び散った尿もスプレーして布でこすりましょう。尿はアルカリ性なので、酸性のお酢と中和させることで汚れを落としていきます。トイレの消臭効果にもなり一石二鳥ですよ。

食材でお掃除 その4 【ベーキングパウダー(重曹)

baking-powder

ベーキングパウダーである重曹(ふくらし粉)は、調味料としても、お掃除としても活用している人が多いのではないでしょうか。

【効果】

油汚れ、皮脂汚れ

【掃除箇所】

キッチンの排水溝・コンロ、浴槽、浴室の道具

【使い方】

まずは重曹スプレーを作ります。ぬるま湯の35-50度のお湯に大さじ1杯の重曹を入れます。重曹は弱アルカリ性であり、65度を超えるお湯ではアルカリ性を強くしすぎてしまいますので、注意が必要です。
キッチンの排水溝やコンロ周りにスプレーして油汚れを浮かし、キッチンペーパーで拭き取りましょう。浴室の浴槽に、ぬるま湯を張って、椅子や洗面器をつけおきすると、器具だけでなく浴槽までヌメリがとれてピカピカになりますよ!

食材でお掃除 その5【小麦粉

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小麦粉には油を吸着する作用のある「グルテン」が含まれています!最近は、グルテンフリーという言葉をよく耳にしますが、グルテンは掃除には大活躍します。

【効果】

油汚れ

【掃除箇所】

コンロ、換気扇

【使い方】

ギトギト汚れのひどいコンロや換気扇に、小麦粉を振りかけましょう。そして20-30分後に乾いた布や新聞紙、キッチンペーパーでこすると、まるで消しカスのようにポロポロと汚れが落ちますよ。また、乾いた状態だと風にまったりするのが心配という方は、水に溶かしてペースト状にするのもおすすめですよ。
もちろん、小麦粉の賞味期限が、切れていても掃除に使う分には全く問題はありません。

掃除後に、小麦粉を捨てる時の注意点として、小麦粉をまとめて排水溝に捨てると詰まりの原因になります。そのため、なるべく可燃ゴミとして捨てましょう。

食材でお掃除 その6 【みかんの皮

orange

みかんの皮には、酸性の「クエン酸」が含まれていて、掃除に大活躍します。

【効果】

消臭、油汚れ、つや出し

【掃除箇所】

電子レンジの中、革製品

【使い方】

電子レンジの内側をあらかじめ、濡れた布で軽く拭いておきます。その後、みかんの皮を入れて500wで1分半~2分あたためます。そして、みかんの皮を取り出して濡れた布でレンジの中を拭きましょう。みかんのほのかな香りによって消臭効果も期待できますよ。

油汚れ、皮脂汚れに効果がありますので、身の回りの革製品も一緒にキレイにしてしまいましょう。簡単みかんワックスの作り方を紹介します。みかんワックスは、水400mlにみかんの皮4-5枚を入れて沸騰させます。沸騰したらさらに15-20分煮詰めます。最後にみかんの皮を取り出したらみかんワックスの完成です。みかんの皮エキスがたっぷり染み込んでいます。これで、お気に入りの革製品の財布やバッグを磨いていきましょう。

食材でお掃除 その7 【じゃがいもの皮

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じゃがいもの皮の成分に含まれる「サポニン」は、実際に販売されている洗剤や石鹸にも含まれいるほど、汚れを落とす働きがある成分です。

【効果】

油汚れ、水垢

【掃除箇所】

シンク、コンロ

【使い方】

じゃがいもの皮の内側を使用します。シンクやコンロ周りをあらかじめぬるま湯で濡らしておきます。そしてジャガイモの皮の内側でクルクルとこすりましょう。少しヌメリが出てきますが、これが石鹸作用のサポニンです。人体に無害ですのでお子様がいるご家庭でも安心して使えますね。
ちなみに、サポニンは食べると抗酸化作用、免疫作用向上効果があり、食べてもよし、掃除にも使えるお役立ち成分です。

食材でお掃除 その8 【米のとぎ汁】

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米のとぎ汁には、「γグロブリン(ガンマグロブリン)」という界面活性剤の役割をするタンパク質が含まれています!界面活性剤は、水と油をしっかり混ぜ合わせる作用があるため、汚れがよく落ちます。

【効果】

油汚れ、消臭、つや出し

【掃除箇所】

コンロ、臭いのついたタッパー、フローリング

【使い方】

お米のとぎ汁に含まれているタンパク質である「γグロブリン(ガンマグロブリン)」が、洗剤の界面活性剤の役割を果たします。
また、お米の油分である「オリザオイル」という有効成分が油汚れを落としてくれます。

とぎ汁は2回目以降のものを使います。1回目のものは、お米のホコリや汚れが混じっている可能性があります。とぎ汁につけおきすると、なお効果が期待できます。
臭いの取れないタッパーも、20分ほどとぎ汁につけおきしておきましょう。
面倒なフローリングのワックスがけも、とぎ汁のみで出来てしまいます。信じられないかもしれないですが、ワックスを使った時と変わらない床のピカピカを実現できます。方法は、とぎ汁に浸して硬くしぼった布で拭いていくだけです。ヌカに含まれる「オリザオイル」が、天然のワックス効果を発揮します。

家にあるものを活用してエコなお掃除を!

掃除用具や液剤をイチから用意するのは大変です。ただでさえ、大忙しの年末には、なるべく手間をかけず掃除したいですよね。
今回紹介した掃除方法は、身近にあるものだけで出来るので、ぜひ取り入れてみてください。また、人工的な液剤を使用しないこと・食品ロスを減らせることで自然とエコ活動につながります。
普段のお掃除はもちろんのこと、年末の大掃除は手間を減らして、エコに楽しく取り組んでみてくださいね。

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