春キャベツが店頭に並び始める季節がやってきました!

名前の通り今が旬の春キャベツ。美味しい上に安く手に入る時期だからこそ、無駄なく食べきりたいですよね。

しかし「1玉買ったのはいいけど、大きすぎて食べられない」「使い切れず腐らせてしまった」とお悩みの方も多いでしょう。

今回は春キャベツを美味しく調理して、無駄なく使いきれる方法を紹介します。簡単なレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

春キャベツとは

一年中店頭に並ぶキャベツですが、出回る時期によって特徴が異なります。ここでは今が旬の春キャベツについて見てみましょう。

春キャベツの特徴

春キャベツは葉の巻きがゆるく、内側まで黄緑色をした葉質の柔らかいものを指します。

冬キャベツは葉の巻きがしっかりしていて、ずっしりとした印象ですが、春キャベツは比較的軽い傾向です。

また葉の水分量が多くみずみずしさがあるので、生食でも美味しく食べられます。

生でも舌触りがよく甘みを感じられる”と人気が高まり、生産量も増加傾向にあるんですよ。

早春から並び始める春キャベツですが、3月〜5月が旬となります。

6月頃になると葉が厚めの夏秋キャベツが出てくるので、春キャベツはまさに今が食べ時です!

春キャベツの栄養

キャベツの代表的な成分であるビタミンU(キャベジン)は、胃炎や胃潰瘍の予防に働くと言われています。

他にもビタミンCによる風邪予防や美肌作用、食物繊維による便秘回復など、健康に一役買ってくれる成分がたっぷり。

含有栄養素のひとつ、イソチオシアネートには抗酸化作用があり、生活習慣予防アンチエイジングにもってこいの栄養素も含まれています。

旬の野菜はただ美味しいだけでなく栄養価もグンと高くなるため、積極的に摂取していきたいですね。

春キャベツの選び方と保存方法

美味しい春キャベツの見分け方や適切な保存方法を知っておくと、無駄にせず上手に使い切ることができます。

美味しい春キャベツの見分け方

スーパーでキャベツを購入する際には、以下のポイントを参考にしてください。

  • 葉の色が濃くて鮮やか
  • 葉にハリとツヤがある
  • 切り口がみずみずしく、割れていたり変色していたりしない
  • 葉の巻きがゆるめでふんわりしている

つい身の詰まった重いキャベツを選びがちですが、春キャベツは軽くフワッとしている方が美味しいです。

見た目がイキイキとしているものは新鮮で栄養価も高いので、実際に手に取って見比べてみましょう

春キャベツを冷蔵保存する

キャベツは5℃前後が適温なため、気温が高くなってくる春の時期は冷蔵保存がおすすめです。

保存の際のポイントは以下の通り。

  • キャベツの芯はくり抜く
  • 芯をくり抜いた部分には湿ったペーパーを詰める
  • 袋に入れて密閉する
    (1玉の場合は、湿った新聞紙に包んでから袋へ入れると良い)

芯を残しておくと葉の水分や栄養を吸い取ってしまうため、傷みやすくなります。長く保存するためにも最初から取り除いて、鮮度を保ちましょう。

取り除いた芯にも栄養が豊富に含まれるので、捨てずにとっておきましょう。下記でレシピを紹介するので参考にしてください。

また春キャベツには乾燥が大敵。湿らせたペーパーに触れさせたり袋の空気をしっかり抜いて密閉したり、乾燥させないことが大切です。

丸ごと保存した場合は1〜2週間程度、カットしたものだと2〜4日程度もちます。

春キャベツを冷凍保存する

春キャベツはみずみずしさを保つため冷蔵保存がベストですが、無駄なく使い切るためには冷凍保存もおすすめです。

冷凍保存する際は使いやすい大きさに切って、ゆでる・蒸す・電子レンジで温めるなどして、あらかじめ火を通しておきましょう。

その後ラップに包み、密閉袋に入れて冷凍します。1か月程度の保存が可能です。

春キャベツは解凍すると水っぽくなりやすいので、使う際は煮物や汁物の中に入れるようにしてください。

春キャベツの無駄なく使い切りレシピ5選

ここでは春キャベツを楽しむためのレシピを5つ紹介します。葉も芯も余すことなく、美味しく食べきりましょう!

春キャベツのコールスローサラダ

<材料 4人分>

春キャベツ250g
コーン缶(粒タイプ)1缶
小さじ2分の1
小さじ1
マヨネーズ大さじ2

<作り方>

  1. 春キャベツは千切りにする。コーン缶はザルにあげて水気を切っておく。
  2. ボウルに春キャベツと塩、酢を入れ手で揉む。そのまま5分置く。
  3. ②の水気を手でしっかりと絞る。
  4. マヨネーズとコーンを入れて和える。

<メモ>
春キャベツといえば生食がおすすめ。ここでは手軽に作れるサラダを紹介しました。
塩もみすると水分が抜けてかさが減るため、一度にたくさんの量を食べられますよ。多めに作って常備菜にしたりお弁当のおかずにしたり、何かと便利な一品です。

春キャベツの即席梅肉漬け

<材料 4人分>

春キャベツ300g
小さじ2分の1
梅干し2個
青シソ5枚
しょうゆ少々

<作り方>

  1. 春キャベツは手でちぎり、塩をふりかけて5分置く。軽く水気を切る。
  2. ①梅干しの種を除き、包丁でたたいておく。青シソは千切りにする。
  3. ②の中にキャベツとしょうゆと合わせ、なじませる。

<メモ>

キャベツの千切りがめんどうなときは、手で適当にちぎっても。簡単にできる即席漬けは、時間がない時やもう一品ほしい時に助かる一品です。

我が家では中途半端に残った残りのキャベツで、ササっと作っています。

春野菜(キャベツ)と鶏手羽元のスープ

<材料 4人分>

春キャベツ(くし形に切る)400g
鶏手羽元8本
玉ネギ(くし形に切る)1個分
にんじん(縦4つ割りに切る)2分の1本分
セロリの葉と茎(食べやすい長さに切る)1本分
トマト(ヘタを取り半分に切る)2個分
にんにく(皮をむき潰しておく)2片分
5カップ
ローリエ(あれば)1枚
小さじ1と2分の1
こしょう 少々
オリーブオイル4分の1カップ

<作り方>

  1. 鍋にトマトとセロリの葉以外の野菜、水、調味料を全て入れる。
  2. フタをして強火にかけ、煮立ったら中火にして15分程度煮込む。
  3. トマトとセロリの葉を入れて、再度5分ほど煮て仕上げる。

〈メモ〉

芯も茎を食べたいときや冷凍キャベツを調理したいときにおすすめの一品。じっくり火を通すことで、キャベツの固い部分も柔らかく食べやすくなります。

キャベツはもちろん他の余った野菜を入れても、美味しく仕上がりますよ!ただし豆類やじゃがいもなど煮崩れしやすい野菜は、最後の方に加えましょう。

春キャベツはスープをはじめ、味噌汁などの汁物に入れると手軽に消費できるので、どんどん入れていきましょう。

春キャベツとあさりの酒蒸し

<材料 4人分>

春キャベツ300g
あさり350g
100cc
ふたつまみ

<作り方>

  1. あさりは塩水につけて砂抜きし、殻をこすり合わせながら流水で洗う。
  2. 春キャベツは大きめのザク切りにして、水を張ったボウルの中にしばらく浸しておく。
  3. 鍋に春キャベツを敷いて、上にあさりをのせる。
  4. 酒を注ぎフタをして、弱めの中火で蒸し煮にする。
  5. 春キャベツがしんなりして、あさりの口が開いたら塩を振ってなじませる。
  6. 汁ごとお皿に盛りつける。

<メモ>

旬が春である春キャベツとあさりを一緒に蒸すことで、シンプルながら旨味をしっかり引き出せます。

事前に春キャベツを水に浸すと、焦げ付かずに手早く蒸すことができるので、加熱時間が短縮できますよ。

春キャベツの芯のきんぴら炒め

<材料 2人分>

春キャベツの芯1個分
ごぼう3分の1本
赤唐辛子1本
大さじ1
砂糖大さじ1
みりん大さじ1
しょうゆ大さじ1

<作り方>

  1. 春キャベツの芯はマッチ棒くらいの長さの拍子切りにする。
  2. ごぼうも①と同じくらいの大きさに切る。
  3. 赤唐辛子はヘタと種を除き、小口切りに切っておく。
  4. フライパンに油を入れて温め、①〜③を加えて炒める。
  5. 調味料をすべて加え、水分がなくなるまで炒める。

<メモ>

キャベツの芯は細切りにしたりそぎ切りにしたりすると、火が通りやすくなります。

癖のある味が気になる場合は、こってり系の味付けで食べるのがおすすめです。

今が旬の春キャベツ。余すことなく使い切ろう!

今が旬の春キャベツ。旬の食材は素材そのものが美味しいので、今回紹介したレシピ以外にもシンプルに塩で炒めるだけで十分な美味しさを感じられます。

保存方法や調理方法を工夫することで、1玉を無駄なく使い切れますので、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。

また旬の野菜は自然の恵みをたっぷり受けて育っているため、私たちを丈夫に元気にしてくれる存在です。

自然に感謝しつつ、今の時期しか楽しめない春キャベツを存分に楽しみましょう!

100均 お肉 エコ クリスマス コンポスト セリア ダイソー レシピ 主婦 保存 冷凍 堆肥 消費期限 生ゴミ 節約 賞味期限 野菜 食品ロス